【LINO STYLE 2018/07/13】
眼鏡いろいろ、ほんとうにあった小話

【LINO STYLE 2018/07/13】
眼鏡いろいろ、ほんとうにあった小話

梅雨が明けた途端に蝉の声。

陽射しも熱気も本気のやつが来ましたね。まるで数日前まで手加減していたと言わんばかりに、夏です。

つい先日のお風呂上がり、とても暑くてメガネが曇るので床に放っておいたら見事に踏みつけ、ツルをポッキリ折ってしまいました。

なんとなく忙しくてお店に行くタイミングを逃し、片方しかツルのないメガネで過ごすこと三夜(日中は主にコンタクトです)。これはちょっとよくない、と4日目の夕方にやっとメガネ屋さんへ。

 

 

メガネ界のかけこみ寺

おしゃれなメガネを、すぐに、お手頃価格で欲しい。こんな時にやっぱり頼れるのが5F JINSです。視力検査から加工まであっという間に完成するから助かる。この日は30分足らずでニューメガネを手に入れました。

そんなJINSが、今年4月より「サロンdeメガネ」という企画を展開しているのをご存じですか?

これはヘアサロンでお気に入りのメガネを選べて、さらにメガネに合わせたヘアスタイルにしてもらえるというもの。全国、いろんなヘアサロンとコラボしているようです。

ショップには、すべてメガネのヘアカタログ「MEGANE & HAIR」という冊子もありました。とても興味深く、欲しかったけれど残念ながら非売品。

自分に似合うメガネをかけることも、スタイルを選ぶことも、大事ですよね。

 

 

寓話のような、怪談のような。

メガネといえば、ある話を思い出します。

数年前、ある女性が飲み仲間と河原でBBQを楽しんでいたところ、うっかり川にメガネを流してしまいました。

急にぼやけた視界に足がすくみ、川はさほど深くないはずなのに、はっきり見えないというだけで動けない。

裸足の足を撫でるのが水草である保証は、どこにもない。

立ち尽くす彼女の視界の端に、ぬっと何かの影がよぎる。“それ”は一度目の前を通り過ぎたかと思うと、突然また視界に入って来る。近い、近い。

次の瞬間、明らかに人のカタチをしている“それ”がこう発音する

「ボクノメガネデヨケレバ……」

髭深いぎょろっとした目つきの男が、自らの眼鏡をぬぅっとこちらへ差し出していたのでした。女性は思わず、差し出された眼鏡をかけてしまったそうです。その時、女性は何を見たのか(または見えなかったのか)?

 

その後彼女がどうなったかというと、そのメガネきっかけで髭の男に嫁入り。今では2児の母なのですが、不可解な所が多すぎて逆に何も言えません。友人に話しても、「そんなバカな話はない」と決して信じてはもらえず(本当の話なのに!)、思い出すたび私はひとりゾッとするのです。

 

とはいえ色んな視点があるもので、これを怪談話ととるか恋愛美談ととるかはみなさまにお任せして、今回はおしまいです。

 

LINO STYLE編集部:武田

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