【LINO STYLE 2018/06/29】
日々のギフト、「ほんの気持ち」の包みかた

【LINO STYLE 2018/06/29】
日々のギフト、「ほんの気持ち」の包みかた

夏は素麺かフルーツゼリー、冬ならお肉かハム希望。季節のご挨拶のお話です。

かしこまって贈る習慣も、頂くことも無いのですが、ギフトカタログやお店にならんだ華やかなギフトセットを眺めるのは子どもの頃から大好き。

それは食べ物が多いからなのか、そこに漂う特別な雰囲気に惹かれてなのかは分かりませんが、やっぱり贈り物ってちょっといいですよね。LINOASでも、B1Fを中心にお中元アイテムがずらり!この夏のギフトに、まだ間に合いますよ。

 

粋です、風呂敷

B1F 久世福商店にはお中元にぴったりのギフトアイテムがずらりと揃っています。セットになっているものはもちろん、お気に入りだけを選んで箱詰めすることも可能。さらに、店頭ではロゴの入った風呂敷を単体でも販売しているので、画像のようにささっとくるめば、見慣れた品もあっという間におつかいもの仕様に。白いビニール袋に入っているか、風呂敷に包まれているかで味まで違って見えそうな気がします。

 

「包装作家」という仕事

本格ギフトの包装はプロにお任せするとして、日々のちょっとしたものでも丁寧に包めば贈るたのしさも、相手とのコミュニケーションも広がりそうです。あまり器用じゃなくても、そんなにお金をかけなくても、センスの良いラッピングを楽しみ方を紹介しているのがこの本、正林恵理子『身近な素材で、あたらしい包み方-エコ・ラッピング』(大和書房、2009年)。

著者の正林恵理子さんは助産師として働くかたわら自宅でカフェを開き、焼き菓子をかわいく包む楽しさに目覚めたのだそう。そして「包装作家」に。日常の中で、ラッピング資材として使える意外なものや基本の包み方など、読むだけで誰かに何かを贈りたくなる本です。

この本のあとがきによると「自分で包装する場合、贈るものではなく、贈ることに重きをおき、包み装う過程の中に、送り手の気持ちも一緒に込めることができます。相手への思いが、形となって伝わるきがします」とのこと。

この贈ること、包むこと、にギフトの「ちょっといい」が潜んでいる気がしました。

 

 

「シェアしたい」、を包んでみたら

お気に入りの飴とか、お土産にもらった紅茶とか。誰かにシェアしたくなる事ってありますよね。たとえばそんな時にも「ねえ、これ食べてみて!」の気持ちに似合う、ちょこっとラッピングはいかがでしょう。

材料はぜんぶ100均だし、5分もかからないし、かわいいし。何かたのしい!これなら私も今日から取り入れられそうです。

 

正林さんではないですが、贈ることを楽しむ人はきっと気持ちを伝えるのが上手な人なのだと思います。贈りたいものを、気持ちを、言葉を、どんな風に包んで伝えるか。うまくいかない事も多いけれど、丁寧に楽しむことができればいいなと思う今日この頃。夏のご挨拶シーズンに、しみじみコミュニケーションを振り返るのでした。

 

ムシムシ暑い毎日ですが、みなさまどうぞお身体ご自愛くださいませ。

 

LINO STYLE編集部:武田

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