【LINO STYLE 2018/06/01】時間を味わう、ちょっといい梅しごと

【LINO STYLE 2018/06/01】時間を味わう、ちょっといい梅しごと

6月1日、本日は梅の日。

梅酒を仕込んだり、梅干しを漬けたり梅サワーをつくったり。旬を楽しむ“梅しごと”がはじまる季節の到来です。うちにある自家製梅酒(なんと7年もの!)も残りわずかとなったので、今年は久しぶりに挑戦しようと決めて、スーパーに青梅が並ぶのを心待ちにしておりました。

今回使用したのは収穫時期の早い古城梅(ごじろうめ)。とてもしっかりした実で梅酒、梅ジュースづくりに最適。ただ、硬いので梅干しにはできない品種だそうです。B1F パントリーの店員さんによれば、収穫時期の早いこの梅はもう店頭に並んでいるだけで終わりとのこと(ちなみに私が古城梅を購入したのは5月25日)。

もともと入荷の少ない品種ですので、走りの時期に見つけたら即購入がおすすめ。古城梅が終わったら、おなじみ南高梅の入荷がはじまります。

 

とてもしあわせな単純作業

竹串で梅をほじくり、ぽろぽろとへたを取る作業がお気に入り。無心になれる単純作業って脳に良い気がします。じっと座禅を組むよりも、手っ取り早く雑念を消せるような。みなさまも、そんなお気に入りの単純作業ってないですか?

一緒に映っている黄色い柑橘は、近所の八百屋さんで見つけた日向夏(ニューサマーオレンジとも)。梅酒の熟成が待てないので、早く仕上がる果実酒も一緒につくるというわけです。

 

いちばんわくわくする瞬間

瓶に果実と氷砂糖を交互に詰めて、じっと眺める。ホワイトリカーを注ぐ直前の期待と梅の香りがいっぱいに充満した瓶に、ひとり興奮する日曜の午後。

お酒を注ぐとあっという間に梅の実も変色してしまうので、まっさらな青梅はこれで見納め。あとはじっくり焦らず待つのみです。飲み頃は1年後。さて、ちゃんと待てるでしょうか?

 

7年梅酒の実も、余すことなく

梅酒も7年も漬け込むと、こんなに濃い色に。今回はじっくり漬かった(漬かりすぎ?)梅の実を使って、大人味の梅ジャムを作ります。

梅酒の風味を楽しみたいので実は湯通しせず、そのままたっぷりの水でグラグラ煮込んで、漉して、また煮込んで、はちみつを入れたら出来上がり!分量はざっくり、あくまで適当で大丈夫。

 

年月がつくったご馳走をいただきます

琥珀色の7年梅酒にうっとり酔いながら、お気に入りのパン屋さんのバゲットに出来たての梅ジャムを塗って(これが良く合うのです!)。ジャムの小瓶には、デザイナーがつくってくれたリノアスオリジナルラベルを貼ってお裾分けに。

なんだか全体的に茶色く仕上がってしまいましたが、とても贅沢で芳醇な味わいでございました。

 

みなさんも今週末、今しかできない、しあわせな梅しごとはいかがでしょうか?

 

LINO STYLE 編集部:武田

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